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【自分でできる】太陽光発電システムの中古査定

こんにちは、明孔です。

太陽光システムの買取を考えるときや売買を検討しているとき、金額を見て「これであっているのかな?」と疑問に思うことはありませんか?

今回の記事は、太陽光システムの中古査定必要な計算方法のポイントをまとめました。

明孔
明孔

この記事は以下のような人におすすめ!
・太陽光発電システムの査定方法が知りたい
・自分の査定方法があっているか不安
・太陽光発電システムの購入を検討している
・自家消費の発電量を知りたい

この記事を読めば、太陽光システムの中古査定の計算方法がしっかりとつかめると思います。

とはいえ、計算には多くの要素が必要となるので、初心者にはむずかしい部分もあると思います。

そんな方には、必要事項を入力するだけで太陽光システムの中古査定ができる機能のついたアプリ「ソラコミュ」のリンクを掲載しておきますので、ご利用ください。

それでは、どうぞ!

太陽光システムの年間推定売電価格と査定価格の計算について

このページをご覧になっているということは、きっと「太陽光発電システムの運用を行っている」もしくは「システムの運用を検討している」という経験や考えをお持ちの方だと思いますが、

実際の中古市場の売買サイト等を見ていて、年間利回りが8%〜12%ぐらいのシステムが多いと感じたことはありませんか?

これは、FIT制度に基づく20年間という買取期間の半分である10年で太陽光発電システムの元が取れるように販売価格を算出していることに起因しています。

つまり、年利10%を基準として計算している場合がほとんど。

したがって、太陽光システムの査定価格の計算方法は下記のようにとてもシンプルです。

太陽光システムの査定価格(円) = 年間売電価格(円) × 10(年)
※あくまでも標準的な参考の式になります。査定を経験したことのある方は、依頼した会社に聞いてみるといいかもしれません。

ここで気になる年間売電価格の計算は以下のとおりです。

年間売電価格(円) = 売電価格(円) × 推定年間発電量(kWh)

これで算出した値に、土地代や運用に係る諸経費などシステム以外の条件を合算して販売価格を決定しているのが一般的な査定方法になります。

売電価格って?

ここからは売電価格推定年間発電量についてお伝えします。

売電価格は、契約している電力会社が1kWhあたりいくらの値段で買取をしてくれるかを表した価格です。

売電価格(FIT制度では「調達価格」と表記)については太陽光発電システムの申請をした期間ごとに以下のような基準で決定されています。

調達価格や調達期間は、各電源ごとに、事業が効率的に行われた場合、通常必要となるコストを基礎に、価格目標や適正な利潤などを勘案して定められます。具体的には、中立的な調達価格等算定委員会[外部サイト]の意見を尊重し、経済産業大臣が決定します。

経済産業省HPより引用
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_kakaku.html
太陽光システムの発電量1kWhあたりの基準価格調達期間/交付期間
50kW 以上10円20年間
10kW 以上 50kW未満11円20年間
10kW 未満17円10年間
2022年度現在での1kWhあたりの調達価格(売電価格)の基準価格

年間推定発電量って?

年間推定発電量は、下の計算方法にもとづいて計算される太陽光システムの年間発電量のことです。

年間予想発電量(kWh/年)=
接地面の1日あたりの年平均日射量(kWh/㎡/日)× 損失係数 × パネル容量(kW)× ピークカット係数 × 365 ÷ 1(標準状態における日射強度 kW/㎡)

たくさんの値が必要になりますね。以下に概要をまとめます。(読み飛ばしOK!)

接地面の1日あたりの年平均日射量(単位:kWh/m2/日)

設置している地域の年間の日射量を365日で割って、算出する値。NEDOの日射量データベースに保存されている20年間(1990~2009年)のデータを利用して計算する場合が多い。
(参考サイト:https://www.nedo.go.jp/library/nissharyou.html)

損失係数

モジュールの種類や受光面の汚れ、パネルの温度上昇、配線等による損失を考慮して、発電量が落ちる割合を表した係数。(NEDOの計算では0.7に設定されている。)

パネル容量(単位:kW)

太陽光発電パネルが瞬間に発電する電気の大きさ。設置したパネルの発電量の合計。

ピークカット係数

発電した電力を受けるパワーコンデンサーの容量に対して、パネルの発電量が多い場合(過積載という)、その量に合わせて「捨てる電力」分を計算に含めるための係数。過積載の割合によって値が変動する。

標準状態における日射強度

設置条件下における日射強度。シミュレーションの際は、1(標準)に設定する。

これら一つひとつの値を使って年間推定発電量を計算します。

必要な値をそろえたらかけ算するだけですね。

「じゃあ、計算してみよう」のその前に・・・

ということで、「売電価格」と「年間推定発電量」については、ご理解いただけたでしょうか?

ここまで読んで「さぁ実際に自分のシステムを計算してみよう。」となる人は、まぁですよね。

ですが、ここまで読み進めたあなたなら「やってみよう」と思っているかもしれません。

しかし、これらの値をただそろえるだけでほんとうに十分な結果を得ることができるのでしょうか?

太陽光は長期保有が前提

勘のいい方ならお気づきかもしれませんが、計算に含まれている「損失係数」。

この値について少し考えてみたいと思います。

そもそも、太陽光発電は長期での保有が前提です。ということは、当然その分だけ雨風にさらされ、鳥にフンを落とされ、配線は劣化し・・・。

そうなると、システムの発電量はどうなるでしょう?

当然、年々落ちていくわけです。

なので、計算の際には、「年ごとの損失の拡大率」を考慮する必要があるんですね。

あぁ、ややこしい・・・

まとめ

ということで、ここまでのポイントをまとめると、

  • 基本査定価格 = 売電価格 × 推定年間発電量 × 10(年)
  • 売電価格はシステム申請の時期によって決定
  • 年間想定発電量は値のかけ算で求められる。
  • 保有期間に合わせた損失を考慮する必要がある。

査定機能付きアプリ「ソラコミュ」について

太陽光発電システムの購入または売却を考えているとしたら避けて通れないのが査定です。

さまざまな取り扱い業者の査定結果を見ても、係数の調整などで予測発電量が「やや高めに設定されているのかな?」と感じるものも多いので、できるだけ調整のかかっていない計算が必要ですね。

本社の開発したアプリ「ソラコミュ」は、太陽光発電システムの取引をしたい人が気軽に販売、購入ができるだけでなく、数値を入れるだけで一般的な査定ができる機能が今なら登録無料で使えます。

太陽光発電システム運用支援アプリ「ソラコミュ」

よろしければ、お手持ちのiPhoneにダウンロードしてご活用ください。

それでは、また次回の記事であいましょう。